2021年05月17日

ワクチン

 年末の挨拶以来なので、また半年ほどサボってしまいました。年明けの東京は新型コロナ感染者急増と3回目の緊急事態宣言で、新年のめでたさもありませんでしたね。

 いつの間にか春になり、今年も花見やイベントもなく半ば過ぎつつあります。どうしようもなく閉塞感のある毎日ですが、一つ希望があるとしたらワクチンです。実は一年ほど前には、私はワクチン開発はすぐには期待できないと考えていました。それが数種類も有効なワクチンが実用化され驚いています。そのスピードと有効性は全く予想外でした。

 米英の危機感を背景とした許認可の早さと、ちょうどタイミングよくmRNAワクチンが開発された幸運が重なったようです。彼らのその決断力、実行力には脱帽です。不当に反ワクチン感情の強い我々にはできませんでした。国家の危機として何の準備もできていなかったのだと思います。

 既に医療従事者と高齢者のワクチン接種が始まりました。目黒区は集団接種なのでパーシモンの体育館などで大規模に行っています。1会場で1日に数百人でしょうか。実際に接種に出務してきました。当初は医療従事者が対象だったので、お互いある程度の知識はありますし現役世代なのでスムーズでした。しかし85歳以上の方が対象となると、これがなかなか大変です。

 車椅子などで移動に時間がかかる、付き添いの方が多くて椅子が足りない、認知症はじめ持病が多い、などなど。個人的には100歳を超える人に筋注するのは初めてでした。

 だんだん流れも良くなっていくと思います。しかしこのスピードでは夏までに到底終わらないと思います。

 ただ、これまで防戦一方だったこの戦いで、初めて武器となるのがワクチンです。変異株など、まだまだ不安は尽きませんが、積極的にワクチン接種していくことが今できる最大の作戦だと思います。途方もない規模です。当初は予約などで混乱はありますが、いずれ落ち着いてくると思います。

 私もこのワクチン事業には積極的に参加していくつもりです。眼科医ですが、まだ勤務医で手術をしていた頃は日常的に注射はしていました。手技など一部やり方が変わっていたところもあって改めて勉強しましたが、今のところ何とか出来ているようです。

 この5、6月は学校検診もあって休診日も何かしら仕事がありました。それに加えてワクチン接種出務となると、スケジュールがタイトで無事にこなせるか不安もあります。スケジュール次第では休診や少し早めに閉めている事もあるかもしれません。電話でご確認ください。


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2020年12月07日

年末年始のお知らせ

新型コロナウイルスに翻弄された2020年も、もうすぐ終わろうとしています。ふり返れば異例づくめの一年でした。去年の今頃は遠く武漢でパンデミックが報告されたばかりで、まだどこか遠くの出来事でした。まさかこんな事になると誰が想像したでしょう。

感染症や公衆衛生の専門家では無いので、私から対策について申し上げることはありません。然るべき情報にあたってこれまで通り気をつけてください。比べるものでは無いのかもしれませんが、他国と比べても何とかうまくやっていると思います。

全て手術ができなかった春頃と違って、今はどこの基幹病院でも白内障をはじめ多くの手術を再開しています。これまで出来なかった分の予約のせいで少し待たされるかもしれませんが、少なくとも眼科に関しては逼迫しているということはありません。緊急性の高い眼底疾患や緑内障発作などの対応も遅滞なく行われており、医療崩壊には至らないでしょう。

来年は良い年になるでしょうか。ところどころ閉店して、空きテナントの目立つ街に冷たい風が吹いています。本当の冬が来るのはこれからかもしれません。

年末年始のお知らせ
12/28〜1/6まで休診します。12/28午前は12:00までです。

心から皆様の健康と安全をお祈りします。

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2020年09月15日

学校検診と新型コロナ対策

新型コロナ対策で学校が閉鎖されていたため、春に学校検診を行う事ができませんでした。この9〜10月に集中してやることになったのですが、これまでのようなやり方ではできない事がわかりました。

直接、子供たちに触れて診察することができません。また一度に狭い教室にたくさんの子供たちを集めて診察することもできません。やり方は色々検討中ですが、これまでより遥かに長い時間かかることが予想されます。

去年までは休診日の水曜日、午前中に700人の検診をしていました。子供たちの給食時間に多少ずれ込む事はあっても、何とか終わらせる事ができました。今年はさすがに自信がありません。もし終わらなかった場合は翌日に残りの子供たちを診察することにしました。その場合、クリニックの方を休診にすることになります。

10/1木曜日

10/22木曜日

休診にさせて頂くかもしれません。電話などで確認の上、お越しください。
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顕微鏡の故障

暑かった夏もどうやら終わり、朝晩は過ごしやすくなってきましたね。新型コロナウイルスのせいで、何も無いまま夏が過ぎて行ってしまいます。

先日、診察で使う顕微鏡(細隙灯)が壊れてしまいました。目を診るために光を当てる眩しいやつです。幸い顕微鏡本体ではなく、台の方の不具合のようです。連休明けには復活しそうですが、それまで借りてきた古い顕微鏡を使います。この手前の黒い顕微鏡です

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これはハーグストレイト社製のゴールドマン型と言って、眼科では広く普及しているタイプです。基本設計はきっと何十年も変わっていません。奥の私が使っているZeiss社製とともに、ほぼ市場を独占しています。皆さんも眼科受診の際に、どこかでこの機械に触れていると思います。

もちろん私も使った経験がありましたが、実はこのゴールドマン型はあまり好きではありません。研修医の頃から開業に至るまでの長い修行期間、毎日のようにずっと使ってきたにもかかわらず、です。

視軸が並行で無いせいか、どういうわけか、見え方が何とも不自然です。立体感がなくて奥行きが掴みにくい。ステレオバリエーターをかませば改善するらしいのですが、大学病院の古い診察室にはそんなものはありませんでした。また倍率も二段階しか選択できず、強拡大では小さ過ぎ、弱拡大では大き過ぎ。しかもディフューザーが無いので瞼の皮膚の観察は眩し過ぎて出来ません。

これだけの長い歴史のある顕微鏡ですから実用には十分で、決してダメだと言っているわけではありません。使いこなせば私より遥かに的確に診断できるでしょう。指導医がそうでしたが、ちょっと熟練する必要があります。要は相性の問題です。

もう一つのタイプはZeissですが、これはカメラレンズに詳しい人ならご存知ですね。昔から凄い光学機器を作ってきた老舗メーカーです。大学病院には診察室に1台、病棟に1台ありました。ほぼ教授専用でしたが、夜中に使う分には問題ありません。入院した網膜剥離の患者さんが夕食を終え、病棟が消灯するまでの短い間によく使ったものです。いつかはこれを自分の好きなように使いたいと思っていました。

そんな時に卸の業者さんが、中古の出物のZeissがあると教えてくれました。倉庫に見に行くと、状態はよく、それほど古くありません。経緯は不明ですが、手放した人がちょっと気の毒なくらいでした。その頃は医局から郊外の病院に派遣されていましたので、その病院に交渉して顕微鏡を買ってもらうというのが普通の考え方です。中古とはいえ、そんなに安い買物ではありません。

しかし私はこれを個人で購入しました。それまでは明確に開業を意識していませんでした。しかし、この顕微鏡をみた時に、いつか開業した時に使いたいと思ったのです。そして倉庫で長く眠った後に、本当にその日が来ました。もう14年近く前になります。
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2020年06月09日

長い学級閉鎖

早いもので6月です。世界中がウイルスに戦々恐々としているうちに、今年は半分終わろうとしています。日本でもようやく緊急事態制限が解除され、これからどうなるのか様子を見ていました。大まかに総括すると感染は収束しつつあるようです。

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いろいろな意見があるでしょう。余裕が出てきたとはいえ、最前線の病院では医療崩壊寸前まで逼迫していました。今尚、過酷な状況で耐えている方々には医療関係者として感謝と尊敬しかありません(ブルーインパルスは見逃してしまいました)。未だに感染者発生は少数ながら続いております。

一方、通学路に登校する子供たちの姿が久しぶりに戻ってきました。職場に向かう人も外食して帰る人も、以前ほどではありませんが街に戻りつつあるようです。いつまでも自粛しているわけにはいかないでのでしょう。気がつけば、町には空きテナントも目立ってきました。私もそのうちの一つにならないよう、頑張りどころです...。

現状では「院内感染」「施設での集団感染」、そしていわゆる「夜の街での感染」が主なクラスターです。これ3つ以外、すなわち皆さんが暮らしている普通の街中には余り感染者はいません。買物で都立大学駅に行っても、あなたがすれ違う人たちに、まず感染者はいない。ゼロではないのでマスク手洗いは大事ですが、神経質に外出を自粛してもリスクは余り変わらないということです。たぶん今のこの状況はこれからの日常で、しばらく続いていくということです。

遠からず県を跨いでの移動、旅行やイベントも可能になるでしょう。海外との門戸も徐々に開かれるでしょう。その度に少しクラスターが発生して、移動や外出が制限されるかもしれません。インフルエンザの流行や学級閉鎖が当たり前のように行われるようにです。とても不愉快ですが、これもこれからの日常です。常に何かに注意して暮らすのはストレスですが、受け入れざるを得ません。楽しみにしていた旅行やイベントが急に中止になったり、大切な人に簡単に会えなくなったりする。

いやいやワクチンや特効薬ができて、すぐ退治できるでしょ?と思いますか。私はそう簡単にはいかないと思います。ウイルスの特徴が研究されるにつれ、ワクチンも特効薬も作りにくい厄介な相手だと分かってきました。5年ほど前にジカウイルスが流行したのを覚えていますか?蚊を媒介してジカ熱を発症するウイルスです。南米で妊婦さんに感染して小頭症の赤ちゃんが生まれたり、代々木公園で発生して閉鎖になったり、一時はだいぶ話題になりました。

あのウイルス、実はまだワクチンが開発されてません。サボっているわけではなく一生懸命開発しているにも関わらず出来ていないのです。ということはまた流行したら代々木公園は封鎖です。フェスもよさこい祭も中止です。新型コロナウイルス のワクチンもそう簡単に手に入らないでしょう(仮にできても世界中の人が摂取するには時間がかかります)。ということは数ヶ月、数年はこのままの状態が続くんです。ちょっと気が滅入りますが、工夫して日々を暮らしていくしかありません。

このウイルスにはまだ不明な点があります。3月末の欧米での惨状には正直なところ冷や汗が出ました。しかしどういうわけか日本ではそこまでの事態にはなりませんでした。ここらへんの事情には今はまだ触れないでおこうと思います。BCG仮説、遺伝的背景、生活習慣、自粛の是非などなど議論はあると思います。いずれもう少し研究が進んだら紹介したいと思います。

ただ一つ、眼科的に自粛の成果が著しくあった事例を紹介しましょう。

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これは今年の流行性角結膜炎の流行状況です。ここで何度も取り上げた「流行り目」です。毎年夏場に学校やプールで猛威をふるうアデノウイルス感染症ですが、今年は全くみません。ゼロです!おそらく他の感染症も多くは減っているでしょう。

ズバリなぜか。それは学校が休校でプールも閉鎖されていたからです。ちゃんと手を洗って、人と距離を取っていればここまで撲滅できるのです。つまり自粛には一定の効果があります。しかし学級閉鎖をずっと続けるわけにい気ません。ある程度、社会活動と折り合いをつけて再開しなければなりません。新型コロナウイルスも一緒です。

我々のクリニックもそうですが、ドアのノブや吊革にはなるべく触りたくないですね。私はこんな道具を買ってみました。

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どうか皆さんご無事で過ごしてください。
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2020年05月19日

閃輝暗点

緊急事態宣言下ですが、皆様お元気でしょうか。陽気は良いのに外出できないのは本当にストレスですね。

私は最近、閃輝暗点を経験しました。片頭痛の前兆で、ギザギザの光が見える現象です。もともと片頭痛持ちで、耳鳴りを前兆として自覚することはありました。しかし目の方に症状が出たのは初めてでした。興味深かったので記憶が鮮明なうちに記録しておきます。

朝方の雨音のせいで早い時間に目が覚めてしまい、PCでネットなどを見ていました。ふと視界の中心に残像のように見にくい部分に気がつきました。何か朝日のような強い光でも見たのかと思いましたが、外は雨です。PCの画面以外、特にライトなどもつけていません。見ようとすると邪魔なので鬱陶しいなと思いました。

数分して、その残像が環状に拡がってきたので流石に気がつきました。これは閃輝暗点だと。視界の中央に光の輪があって、相対的に視野全体が暗くなっています。光の輪は逆Cの字で左側の一部が欠けていました。環を構成する細かい線が、マンガの集中線のように中心から周辺に向かって並んでいました。線はキラキラと様々な色で光り、美しかったです。ちょうど下の図のような感じでした。

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よく患者さんに質問するように、右目左目と代わる代わる見てみましたが、どちらでみても同じように見えます。これは目というカメラの故障ではなく、両眼の情報が統合されている脳内での事件であることを示しています。また、目を閉じても見えました。

この辺りまでは冷静に楽しむ余裕があったのですが、およそ20分ほどして少し症状が変わってきました。光の環は徐々に大きくなって視野の周辺部に移動し、だんだん見えなくなって行きました。同時に目の上の骨のあたりに鋭い痛みが出始めました。また薄ら吐き気もします。起きてからプロテインしか飲んでいないので、吐くものは殆どありませんでした。その後、偏頭痛の薬を飲んだので症状は叙々に治って行きました。

発作中に計算や英語のリスニングなどをしてみましたが、もともと大したことないせいか能力の低下などは感じませんでした。運動機能も確認すればよかったんですが、そこまで考えが至りませんでした。

こんなご時世でもなければCTなどを受けてみる良い機会だったかもしれません。症状を繰り返す場合などは検討してみます。

光の環、何かに似ているなと思ったんですが、あれです。東京オリンピック2020のシンボルマーク。このまま夢幻の如くなくなってしまうんでしょうか。

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2020年05月01日

連休について

バタバタしていて更新が遅くなりました。というか更新したつもりになっていましたが、反映していませんでした。

水曜日の代休を頂いた以外は暦通りになります。連休明けの対応はまだ未定ですが、自粛は1ヶ月延長の見通しであり、4月からの体制を維持することになりそうです。今後も状況を見て判断になりますので、お手数ですがお電話でご確認下さい。

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posted by kawagucci at 08:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月08日

緊急事態宣言を受けて当院の対応について

緊急事態宣言発令に伴い、東京都から自粛要請が示されました。それに基づいて当院の対応を以下のように致します。

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4月9日、10日は通常通り診療いたします。11日は以前からご連絡させていただいたように休診とします。

4月13日以降はこれまで通り、日曜、水曜、祝日は休診で、それ以外は診療いたします。ただし終了時間を1時間早め、17:00までとします。

スタッフは通常の半分の人数です。状況によっては出来ない検査や処置があるかもしれません。なるべく事前にお電話で確認してください。

暗室を使用する視野検査などは、体調の思わしくない方や発熱がある方はお断りさせていただく場合があります。

眼科という性質上、オンライン診療は出来ません。再診の方の点眼処方などについてはお電話でご相談ください。
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 来院される方は少ないです。しかし時間帯によって、またはお付き添いの方などで待合室に多くの方が長時間滞在する場合があります。マスクの装着をお願いしております。状況によっては院外でお待ちいただく可能性があります。

 白内障手術などの紹介は可能ですが、先方の都合により外来や手術予約受付が出来ない可能性があります(既にいくつかの病院は延期になっています)。早くて秋以降ではないかと予想しています。

 新型コロナウイルスによる結膜炎は1〜3%程度だそうです。私はまだ見たことがありません。もう見ているのかもしれません。おそらくこちらは通常の対策で問題ないと考えています。注意しなければないのは待合室などで院内感染を起こすこと、私も含めスタッフが通勤などで感染し持ち込むこと。この二つをなるべく減らし、できるだけいつも通りの診療を維持すべく対策を考えてみました。

 これからのことはまだ分かりません。いずれ終息するでしょう。それがいつなのか、その時はどれだけの犠牲が出ているのか。今はできる事をして祈るのみです。

4月3日は開院記念日でした。それどころではなかったけれど。
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2020年03月30日

診察について

季節外れの名残雪で、春なのにとても寒いです。

しかし風通しが良いとは言えない院内なので、換気のために一部の窓を開けざるを得ません。ちょっと寒い(または暑い)かもしれないので、服装に気をつけて来院してください。

現在のところ、正直にいって患者さんの数はとても少ないです。なので待合でたくさんの人が密集する危険はほぼありません。あるとすれば終了時間間際くらいです。午前なら昼ちょっと前、午後なら5時過ぎを避けていただければ、まず3密を避けることができると思います。

マスクは診察する際に外す必要はありません。無駄な脱着は感染のリスクを上げ、貴重なマスクの無駄遣いになります。眼科で喉の診察をすることはありませんので、家から出る時から帰宅するまで外さずにいて下さい。

早く寒さとウイルスが去りますことを心から願っております。
posted by kawagucci at 12:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月27日

3/28土曜日の休診について

今年も呑川緑道の桜が咲きました。いつもならお花見を楽しむ人たちで賑わっていた事でしょう。ご存知のように今年はそれが叶いません。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、様々な活動の自粛が続いています。

今週はついに1日当たりの新規患者数が40人を超えて、しかもそのうち10人以上が感染経路不明という事態になりました。感染が疑われる人を丁寧に見つけていくというこれまでの作戦が破綻しつつあるようです。更なる拡大による医療体制の崩壊を防ぐには、人々の接触や移動を制限しなければなりません。それもいますぐに。

眼科の診療は不要不急のものなのか、改めて突きつけられた感じです。眼科にも救急疾患はありますが、そもそも一般の診療所の手に負えるものでは無いかもしれません。最初に見つけて高度な医療機関につなげる役割はあると考えています。その過程で生じる不安や不満を丁寧に解消する事もそうでしょう。平時であればその責を果たすべきだと思います。しかし今は緊急事態に近い状態と言えそうです。

一番心配なのは我々が感染を拡げる手助けをしてしまう事です。院内の環境やスタッフの移動が原因でウイルスが拡まってしまうことは絶対に避けねばなりません。

通常、一般の眼科外来には飛沫感染や空気感染を考慮していません。それに対し、結膜炎の院内感染には神経質ですから接触感染対策はしっかりしています。院内の備品は基本的に消毒できるものです。また、どこを消毒すべきかよく分かっています。結膜炎の患者さんと他の患者さんが接触しないように座る席なども分けています。

しかし今回の新型コロナウイルスは飛沫感染です。咳やクシャミ、会話で飛んだ飛沫などが感染源になります。これに対して我々眼科医は対策を取っていなかったと言えるでしょう。武漢で亡くなった眼科医もおそらくはこの辺の防護をしていなかったと考えられます。

発熱や咳などの症状がある方を、院内で分けて診療することはできません。入口も待合も診察室も一つだけで、特別な空調設備もありません。マスクの在庫も僅かで、それ以外の防護用品はそもそも備えていません。また今となっては入手も困難です。防護メガネだけは購入できました。

幸か不幸か、2月以降は花粉症シーズンにもかかわらず外来は空いていて、待合が混み合うことはありませんでした。例年通りであれば患者さん同士の間隔を1mも空けるのは難しかったでしょう。

東京都知事の会見で、週末の不要不急な外出を控えるよう都民に要請されております。さらに次の週末も続く見通しです。「重大な岐路」であるなら、とりあえず今週末は休診にしようと思います。これから先のことは正直なところ全く予想がつきません。ロンドンやパリのように都市が封鎖されるのか、杞憂に終わるのか。今はできることをして祈るばかりです。

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2020年03月06日

今年の春は

今年は年明けから新型コロナウイルスの流行で落ち着かない状態が続いています。気を揉んでいるうちに3月になってしまいました。

これだけ社会に大きな影響が及ぶと、落ち着いて事態をふりかえることができるまでもう少しかかりそうです。いろいろな意見があり、その是非についてはいずれ評価される時が来るでしょう。今の段階でコメントはしないでおこうと思います。

今それぞれができる事は衛生だけでしょう。結膜炎でもコロナウイルスでも感染対策の基本は同じで、人混みを避けて手洗いをしっかりすること。これに尽きると思います。

花粉症の季節ですが、目を擦ったり触ったりしないことも大事だと思われます。今回のウイルスと結膜炎に関しては、いくつかの報告があります。しかしまだその数が少なく、はっきりした事は分かりません。花粉メガネなど防護メガネ装用は、目を触らないと言うことに関しては一定の効果があると思います。

家に閉じこもってテレビばかり見ていると、刺激的なワイドショー番組ばかり目にするかもしれません。奇しくも9年前、311の時にみんなノイローゼのようになったように、必要以上に不安を煽るのは良くないことだと思います。

3月18日〜22日まで休診します。以前から決めていた事なので、特に今回の騒ぎとは関係ありません。

もう桜が咲いてしまうようですね。花見には間に合わなかった。
すでに木蓮は見頃です。

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2020年01月06日

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

今年はヤンゴンで新年を迎えました。日本が地盤沈下する中で、東南アジアの国々の発展が眩しく感じられる昨今ですが、ミャンマーはまだまだこれからな国かもしれません。

国も人も穏やかで、いいところでした。

初詣はこのピカピカなパゴダで。

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2019年12月17日

スマホと年末のご挨拶と募集

いよいよ今年も残すところ半月となってしまいました。特に野望もないので、一年を無事に過ごせたことだけで満足です。

 ちょうど5年前の12月23日に耳下腺腫瘍の手術をしました。その時は年末にも関わらず、長い休みを頂いて申し訳ありませんでした。それから気づけばもう5年、特に再発もなく、日常生活で思い出すことはありません。当時、記録がわりに術創を写真に撮っておいたのですが、それと比べると本当に目立たなくなりました。

 スマホのおかげで写真を撮ったり記録しておくことがとても簡単になりました。自撮りというキーワードで己の術後写真がアルバムから魔法のように出てくるんですから驚きです。80歳になろうという老母もスマホに変えたくらいですから本当に普及しました。

 最近ではお子さんの目の様子を写真に撮って、外来で見せて頂くことも増えました。受診以前の様子が驚くほど鮮明に分かり、カメラの性能にも驚かされます。昔は接写しても暗くてピンボケでした...。

 斜視など子どもの目の病気は、ご両親や保育園、幼稚園の先生が発見することが多いです。そのきっかけが写真であることも少なくないです。フラッシュなどを使用して写真を撮ると、黒目の中心に光の反射が映りますが、斜視だとそれがズレます。またテレビなどを観ているお子さんの様子を動画で撮影して、異常に気がつかれる事もあります。

 有名なのは網膜芽細胞腫で、目の中の腫瘍が白く光って映ること。私自身はまだ経験した事がありませんが、家内はこうした訴えで発見した事があるそうです。

 他にも事故などがあった場合に、その状況や周囲の様子を撮影したり、薬品のラベルを記録したり、スマホは患者さん、我々医療者双方に便利です。

 便利なんですが、やっぱり気をつけなければいけないのは情報を検索する時でしょう。ネットの情報についてはもう今更言うほどではないほど玉石混合です。間違えているだけならまだしも、営利目的で危険な方向に誘導したりすることもあってとても心配です。情報は発信元を確認し、複数の情報を当たりましょう。

 さて相変わらず人手不足な当院ですが、またまたスタッフの募集です。来年、パートさんの退職に伴い、週に何度か検査を手伝っていただける方を探しております。午前中、午後だけでも構いません。週2日ほど、難しければ1日でも構いません。OMA、ORTの資格をお持ちの方、お待ちしております。

年末年始のお休みは12/27〜1/5です。それでは皆さま良いお年を。
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2019年11月14日

「美容常識の9割はウソ」について

久しぶりになってしまいました。

今日はいつもお世話になっている東京医療センター形成外科の落合先生の著作を読んだので、ぜひ紹介したいと思います。

美容常識の9割はウソ
美容常識の9割はウソ

形成外科は、保険の効かない自由診療である美容整形とは違います。眼科領域でいえば睫毛内反症(逆さまつげ)や眼瞼下垂など、目の形状や機能の問題を改善させることを目的に、主に外科的手術で治療する診療科です。

この辺りの疾患は以前は眼科でも手術していました。今もまだやっているところはあると思います。しかし最近では形成外科に依頼する事が多くなりました。当院でも落合先生を紹介させていただく事が多いです。術後の経過はとても良好です。何より術前によく説明していただける事が本当にありがたいです。

「肌荒れ・乾燥肌は“洗いすぎ”が原因だった」「“鉱物油が危険”は昔の話――安全性が高い保湿剤」あたりは必読だと思います。石鹸で洗い過ぎないで、ワセリンを塗って!と、私が外来で口を酸っぱく言うより、これを読んでもらう方が説得力があります。

男の私には化粧や化粧品の良さ、楽しみは分かりません。なぜ肌に悪そうな事してるんだろうと思うばかりです。しかし先生はその愉しみにも理解を示した上で、優しく美容についても諭してくれています。今度外来に置いておいて、目の周りを掻きむしっちゃう方にお勧めしてみようと思います。

これから冬にかけて乾燥する季節です。ワセリン、お勧めです。
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2019年09月09日

台風15号

台風15号の影響で交通機関など運休しています。
本日午前中は休診します。今のところ午後から診療する予定です。

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2019年07月09日

今年も半分終わり

お久しぶりです。どのくらい久しぶりかというと、前回が去年です。平成時代です。
よく久しぶりに来院された方が、そんなに間が空いてないと仰るのが不思議だったんですが、今はよくわかります。

ちょうど年号が変わる直前に運転免許を更新しました。なので期限は平成36年という、ありえない年になっちゃいました。年号が改まってからでもよかったんですが、平成に愛着があって早めに更新しました。令和になってからという人が多いせいか空いてましたしね。

ちょうどその頃、高齢者による自動車事故の報道があり、免許返納を勧める議論がメディアで取り上げられるようになりました。
目黒区からもこのようなお知らせが。

運転免許の自主返納を考えてみませんか

外来で視力や視野に問題のある方には運転免許返納をお勧めすることがあります。眼科的に問題がなくても、認知機能などで総合的にみて危険な場合もあります。この辺の判断を我々だけでするのはどうなんでしょうね。

私もクルマがあるから大好きな釣りにも行けるわけで、その時が来たらとても寂しいと思います。

梅雨時になり、ハウスダストなどのアレルギー性結膜炎をよくみるようになりました。同時に今年も各所でアデノウィルスによる結膜炎が流行しつつあります。毎年のことなので詳細は省きますが、どうぞ気をつけてください。最近では百均で次亜塩素酸系の消毒薬が売られている時代ですが、あまり過信せず、流水で十分な時間、物理的に流すことを心がけてください。物理的に流すのが一番確実です。一番大事なのは目を触らないことです。

久しぶりなのに内容が希薄ですみません。11年も続けていると修行中というよりは書くことが修行みたいになってきます。病気のネタは出尽くして、季節ごとの注意もマンネリですね。

今後はネタを限定せず、もっと自由なテーマで書いてみようと思います。

7月13日土曜日は臨時休診となります。パートさんの確保の見通しが立たず、やむなく休診させていただきます。ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。

通常の診療でも夕方以降の人手が足りず、やむなく検査をお断りすることも増えています。検診や検査の予約も一杯一杯になってしまいました。繁忙期6月もなんとか過ぎて、これからは余裕が出てくると思います。
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2018年12月13日

Queen

早いものでもう師走となりました。年末だから特別忙しいわけでもありませんが、何かと気忙しいですね。
まあ年賀状もお歳暮もネットでポチっと出来るので楽になりました。以前は息苦しいほど混雑したデパートの催事場で行列にウンザリしたり、書いても描いても終わらない年賀状に休み時間を取られたりしましたから。

正月になると休みの来館者を目当てに大作映画が封切られます。ろくな娯楽もなかった頃は、いそいそと出かけたものの、最近は1800円も払って繁華街に出向くのが億劫になっておりました。こちらもネットの配信を待ってれば、いずれ観る事ができますからね。

しかしこのタイトルばかりは映画館で観る価値があると思います。

ドンドンぱ!ドンドンぱ!

そうです。「ボヘミアン・ラプソディー」です。もうご存知の方も多いと思いますが、あの英国のバンドQueenのボーカル、フレディー・マーキュリーの自伝的映画です。彼の活躍したのは70年代から80年代前半ですので、私の思春期の少し前に当たります。「レディオ・ガガ」が1984年なので、リアルタイムで聞いた最初で最後の曲かもしれません。

正直なところ当時は米国とくに西海岸のハードロック全盛時代だったので、Queenは少し時代遅れの感が否めませんでした。個人的には何だか恥ずかしいカッコをしたイロモノ(失礼)バンドという印象でした。

むしろ彼らの曲の良さを知ったのは後になってからでした。映画「ウェインズワールド」でボヘミアン・ラプソディー、同じく「ロックユー」これはコーラのCMもあったかな。また大学病院時代の先輩が好きで、よく手術中にかけていたからかもしれません。

1991年にフレディーが亡くなるまで、彼がエイズであったこともゲイであったことも知りませんでした。映画を観るまでインド系ゾロアスター教徒だったことも知りませんでした。要は彼がマイノリティーであることも、差別されてきたことも、その苦悩も何も知らなかった。

映画の中のエイズの描写はまさに20年前のそれで、当時は死の病でした。偏見や誤解も酷いものでした。現在はほぼ寿命を全うできるようになったことを考えると、隔世の感があります。

とはいえ今でも大変な病気であることに変わりはありません。ご存知のようにエイズはHIV感染による免疫力低下に伴って、様々な感染症を発症します。これは眼科領域でもみられます。

体調に異常を感じていないHIV陽性の方が、目の感染症で初めてその事実を知ることも珍しくありません。最近、私が経験した方々は皆そのような経過でした。多くは梅毒やサイトメガロ感染に伴う虹彩炎や網膜炎です。健康な若い方で、比較的重症な眼内炎症をみた場合は注意しなければなりません。疑ったからといって、デリケートな問題なので最初から正攻法というわけにはいきません。正面切ってHIV感染の可能性はありますか?とはとても聞けません。

目の症状は何か他の病気の合併症かもしれないので、大きな病院で精査しましょうとお話しします(実際に膠原病などが原因なことも多いです)。もしHIV陽性でも、それを知らせる紹介状の返事がしばらくして送られてくるだけです。HIVの管理は専門にしているところで行われる事がほとんどなので、私のところに患者さんが再び受診することはありません。

今では死に至る病ではなくなったとはいえ、告知に伴うショックはいかほどのものでしょう。

映画館を出てから気がつきましたが、我々夫婦はともに50歳を過ぎてるので割引があったんだ!人生の晩秋を迎えつつありますが、使える割引は必ず使おうと思いました。街もすっかり冬支度です。

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最後になりますが、今年の年末年始のお休みについて告知です。
12/27〜1/3までお休みです。
また、12/22は臨時休診です。

今年もお世話になりました。また来年も宜しくお願い致します。
それでは良いお年を。
posted by kawagucci at 17:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月02日

機中では

長期休暇を頂き、ご迷惑おかけしました。
台風24号のため、帰ってこれないかとヒヤヒヤしました。なんとか無事帰国することができ、本日から診療再開しました。

これだけ長く休みを頂いたのは首の手術のとき以来です。おかげさまで本当にリラックスできました。また頑張って診療いたします。

もともと旅行が好きで、以前は予算と時間の許す限り様々な国に行っていました。最近では中々そんな時間を作ることも難しく、近場ばかりです。年のせいか、エコノミーの狭い座席に長時間ずっと座っているのも苦痛になってきました。

今回は何度かの乗り継ぎに中、最長で10時間近く乗っていたました。とにかく退屈で往復で10本もの映画を観てしまいました。以前は本を読んでいるか寝てるかしか無かったので、いい時代です。しかし猛烈に目が乾いて、とても観ていられませんですね。

飛行機内の湿度は20%以下にまでなることもあるそうです。これは真冬の乾燥期と同じです。こんな環境で瞬きもせずモニターを凝視すればドライアイは必発でしょう。寝ている間でも乾きますので、コンタクト装用者は気をつけてください。たまにハワイから電話がかかってきます。うっかりコンタクト装用したまま寝てしまい、現地で起きた時には乾燥して角膜を傷つけてしまう、なんて事例がたまにあります。そうなるとせっかくの休暇も台無しです...。

もうこんなに長く休むことは当面ありませんのでご容赦ください。

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posted by kawagucci at 12:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月21日

夏休み

 猛暑も台風とともに落ち着いて、一時的かもしれませんが過ごしやすい日が続いています。これまで命の危険を感じるような気温が続いていたので、少しホッとしています。いつの間にかお盆も明けて、夏も峠を越しました。暑い暑いと言いながら、夕方には少し寂しさを感じます。

 毎年のことなんですが、今年もアデノウィルスが猛威をふるっています。去年は比較的症状の軽い咽頭結膜熱(プール熱)がここ数年で最大の流行を記録しましたが、今年はそれほどでもありません。代わって流行性角結膜炎(はやり目)が多い傾向です。今の勢いで行くと、これも数年で一度の大流行になるかもしれません。

 何度も取り上げたので詳しくは書きませんが、とにかく結膜炎としてはラスボス級に症状が強く、伝染力も強いので気をつけてください。この時期に子供にうつしてしまうと、新学期が始まってしまうので大変なことになります。法定伝染病なので治るまで登校できませんし、教室に持ち込むと野火のように拡がって収拾がつかなくなります。

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 近年流行しているのは重症化しやすいタイプと言われています。この重症化しやすいアデノウィルス(D種の50番代)を新型と区別する先生もいます。罹っている最中も酷いですが、なによりも後遺症が残りやすい印象です。角膜の混濁が長く残るので、眩しくて見にくい感じが数ヶ月、場合によっては数年残ってしまいます。

 罹ったことのない方、お子さんは免疫がないので特に注意してください。子供は何でも触るし、子供同士の接触を避けることは難しいでしょう。流行を知ったら、近寄らないのが次善策です。お子さんから兄弟、両親に拡がってしまう事も多いです。旅行や帰省を契機に、一族郎党罹患してしまうのでは洒落になりません。

 最後にお知らせです。来月9月22日から10月1日までお休みとさせていただきます。
 
 ちょっと長いです。ご迷惑おかけして本当に申し訳ございません。開業して10年、おかげさまで何とか続けてくることができました。思えばあっという間でしたが、時間の経過は残酷です。クリニックも古くなり、私もすっかり白髪が増えました。多分、中身の脳みそもだいぶ劣化してると思います。

 ここらで少しリフレッシュしてまた頑張りたいと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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posted by kawagucci at 12:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月26日

煙のない世界

 いつの間にか入梅して夏至を迎え、すでに真夏のような暑さです。言い訳がましいですが、眼科の一番忙しい時期でご無沙汰しておりました。やっと視力検査で引っかかった子供たちの受診も落ち着いてきました。これから少子高齢化すると、これも昔話になるんでしょうか。地域によっては校医をしていた学校が統廃合で無くなったなどという寂しい話もあるようです。

 幸いマンモス校で知られる学校を担当させていただいているので、しばらくは大丈夫そうです。しかし10年、20年後はどんな世界になっているんでしょうね。人口減少社会で国が持つのか、真剣に議論しなければならないでしょうね(だいぶ空転してるみたいですが大丈夫なんでしょうか)。足元では人手の確保、国民健康保険が維持できるのか心配です。

 東京オリンピックに向けて、今は目を逸らしているだけのように感じます。ただ良いこともありました。やっと喫煙に関する法整備が進みそうです。利権絡みで動きの鈍い国に先んじて、都の方が現実的な対策を考えているようです。今回提出される予定の条例は、報道されているように、

屋内施設は全て禁煙
都内の飲食店は原則禁煙(ただし、次の条件を満たす場合のみ例外)
 @従業員がいない
 A客席面積100u以下
 B資本金5千万円以下
 C事業者が喫煙可を選択

 従業員がいないという条件がポイントで、これでかなりの飲食店を禁煙にできますね。従業員の望まない受動喫煙を防止する対策だと思います。私も娘が喫煙できるコーヒーチェーン店でアルバイトをしていたので気になっていました。クリニック隣の串カツ屋さんも、早々に禁煙になったようです。諸外国に比べ遅れていたこの流れはもう止まることはないでしょう。喫煙の眼科的な問題は以前取り上げたのでここでは書きません。

 もちろんクリニックも禁煙ですが、さらに踏み込んでルールを作ろうと考えています。あまり周知されていませんが、都立大学駅周辺は目黒区の路上喫煙禁止区域です。歩きタバコは区内全域で禁止です。喫煙が許されているのは駅前に設置されている喫煙所だけです。

 来院される方も、お付き添いの方も、院外に出て喫煙所まで行かなければタバコを吸うことはできません。そしてこれはお願いですが、タバコを吸われてすぐに院内にいらっしゃる、または戻るのはご遠慮頂きたいです。しばらく吸えないためか、直前に吸って入って来られる方がいます。受動喫煙防止と周辺の環境を考慮すると、やめて頂きたいと考えています。

 喫煙者が肩身がせまい思いをしていることも承知していますが、個人的には嫌煙派です。患者さんにはしつこく禁煙を説きます。これからも。

禁煙するとご飯が美味しいですよ。

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posted by kawagucci at 14:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする