2015年01月04日

耳下腺腫瘍 きっかけ〜検査

左耳の下にある唾液腺(耳下腺)に腫瘍が出来て、入院手術を経験しました。その闘病記を残しておくことにします。10万人に数人という比較的稀な疾患で、Blogなどの情報が少ない事に気付いたこと、また専門外ですが医師という視点から書けたら面白いかもしれないと思ったこと、心配おかけした皆様に少しでも説明になればと思ったこと、そして入院中あまりにヒマだったことがその動機です。
キーワードを辿って此処に行き着いた、同じ病気のあなた。その不安を少しでも和らげる助けになれば幸いです。

2014年3月 きっかけ
左の耳の下、ちょうど顎骨の角の裏にシコリがある事に気付きました。弾力のある滑らかな感触で、直径2センチくらい。ちょうど顎関節症を患っていたので、関節のトラブルかと思いました。痛みも無く、邪魔にもならないので放置していました。実は歯科受診の際に精査を勧められたんですが、タイミング合わずそのままになってしまいました。

9月 症状の変化
丁度しこりの周囲が急に腫れてズキズキと痛くなりました。最初は扁桃腺でも腫れたかと思いました。しかし明らかにシコリが痛みの中心で、いつまでたっても改善しませんでした。心なしかシコリ自体も大きくなっています。耐えかねて同じ学校医をされている耳鼻科を受診しました。そこで初めて唾液腺の一つ、耳下腺の腫瘍が疑われると知らされました。

10月 検査
義父が耳鼻科医だったので、そのツテで大学病院を受診し、詳しく調べることになりました。MRI、造影CT、超音波などの画像診断と、シコリに針を刺して中身を吸引する生検を行いました。腫れと痛みは徐々に引き、元のシコリに戻ったようでした。時折、つーんとする感じ、いわゆる疼痛というのはありました。唾液が出るときに痛むとか、食べ物によってとか、全く関係ありません。唐突に始まって小一時間程で収まってゆく感じです。外見的は触診の際にはドクターでも探しにくく、「ホラここですここです。」と伝えないと帰されちゃいそうなほど無症状。

11月 検査結果
検査の結果が出ました。「耳下腺腫瘍」で間違いないようです。ただ耳下腺腫瘍には良性と悪性があります。良性のものも一部は悪性に変化します。悪性とはつまりそこで破壊的な増大をきたしたり、転移して命に関わるという事です。また良性のままでも、ゆくゆくは大きくなって近くを通る顔面神経に影響が及び、麻痺を起こすことがあります。どっちにしても薬などで小さくしたりすることは出来ないので、手術で取るしかないのです。同時に確定診断は取ってみないと分からないのです。もちろん大きくなるにしろ、悪性化するにしろ、転移するにしろ、今すぐという訳ではありません。ただこの半年の変化を考えると、年単位で放置という選択肢は無いようです。
posted by kawagucci at 16:06| 耳下腺腫瘍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする