2020年03月30日

診察について

季節外れの名残雪で、春なのにとても寒いです。

しかし風通しが良いとは言えない院内なので、換気のために一部の窓を開けざるを得ません。ちょっと寒い(または暑い)かもしれないので、服装に気をつけて来院してください。

現在のところ、正直にいって患者さんの数はとても少ないです。なので待合でたくさんの人が密集する危険はほぼありません。あるとすれば終了時間間際くらいです。午前なら昼ちょっと前、午後なら5時過ぎを避けていただければ、まず3密を避けることができると思います。

マスクは診察する際に外す必要はありません。無駄な脱着は感染のリスクを上げ、貴重なマスクの無駄遣いになります。眼科で喉の診察をすることはありませんので、家から出る時から帰宅するまで外さずにいて下さい。

早く寒さとウイルスが去りますことを心から願っております。
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2020年03月27日

3/28土曜日の休診について

今年も呑川緑道の桜が咲きました。いつもならお花見を楽しむ人たちで賑わっていた事でしょう。ご存知のように今年はそれが叶いません。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、様々な活動の自粛が続いています。

今週はついに1日当たりの新規患者数が40人を超えて、しかもそのうち10人以上が感染経路不明という事態になりました。感染が疑われる人を丁寧に見つけていくというこれまでの作戦が破綻しつつあるようです。更なる拡大による医療体制の崩壊を防ぐには、人々の接触や移動を制限しなければなりません。それもいますぐに。

眼科の診療は不要不急のものなのか、改めて突きつけられた感じです。眼科にも救急疾患はありますが、そもそも一般の診療所の手に負えるものでは無いかもしれません。最初に見つけて高度な医療機関につなげる役割はあると考えています。その過程で生じる不安や不満を丁寧に解消する事もそうでしょう。平時であればその責を果たすべきだと思います。しかし今は緊急事態に近い状態と言えそうです。

一番心配なのは我々が感染を拡げる手助けをしてしまう事です。院内の環境やスタッフの移動が原因でウイルスが拡まってしまうことは絶対に避けねばなりません。

通常、一般の眼科外来には飛沫感染や空気感染を考慮していません。それに対し、結膜炎の院内感染には神経質ですから接触感染対策はしっかりしています。院内の備品は基本的に消毒できるものです。また、どこを消毒すべきかよく分かっています。結膜炎の患者さんと他の患者さんが接触しないように座る席なども分けています。

しかし今回の新型コロナウイルスは飛沫感染です。咳やクシャミ、会話で飛んだ飛沫などが感染源になります。これに対して我々眼科医は対策を取っていなかったと言えるでしょう。武漢で亡くなった眼科医もおそらくはこの辺の防護をしていなかったと考えられます。

発熱や咳などの症状がある方を、院内で分けて診療することはできません。入口も待合も診察室も一つだけで、特別な空調設備もありません。マスクの在庫も僅かで、それ以外の防護用品はそもそも備えていません。また今となっては入手も困難です。防護メガネだけは購入できました。

幸か不幸か、2月以降は花粉症シーズンにもかかわらず外来は空いていて、待合が混み合うことはありませんでした。例年通りであれば患者さん同士の間隔を1mも空けるのは難しかったでしょう。

東京都知事の会見で、週末の不要不急な外出を控えるよう都民に要請されております。さらに次の週末も続く見通しです。「重大な岐路」であるなら、とりあえず今週末は休診にしようと思います。これから先のことは正直なところ全く予想がつきません。ロンドンやパリのように都市が封鎖されるのか、杞憂に終わるのか。今はできることをして祈るばかりです。

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2020年03月06日

今年の春は

今年は年明けから新型コロナウイルスの流行で落ち着かない状態が続いています。気を揉んでいるうちに3月になってしまいました。

これだけ社会に大きな影響が及ぶと、落ち着いて事態をふりかえることができるまでもう少しかかりそうです。いろいろな意見があり、その是非についてはいずれ評価される時が来るでしょう。今の段階でコメントはしないでおこうと思います。

今それぞれができる事は衛生だけでしょう。結膜炎でもコロナウイルスでも感染対策の基本は同じで、人混みを避けて手洗いをしっかりすること。これに尽きると思います。

花粉症の季節ですが、目を擦ったり触ったりしないことも大事だと思われます。今回のウイルスと結膜炎に関しては、いくつかの報告があります。しかしまだその数が少なく、はっきりした事は分かりません。花粉メガネなど防護メガネ装用は、目を触らないと言うことに関しては一定の効果があると思います。

家に閉じこもってテレビばかり見ていると、刺激的なワイドショー番組ばかり目にするかもしれません。奇しくも9年前、311の時にみんなノイローゼのようになったように、必要以上に不安を煽るのは良くないことだと思います。

3月18日〜22日まで休診します。以前から決めていた事なので、特に今回の騒ぎとは関係ありません。

もう桜が咲いてしまうようですね。花見には間に合わなかった。
すでに木蓮は見頃です。

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2020年01月06日

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

今年はヤンゴンで新年を迎えました。日本が地盤沈下する中で、東南アジアの国々の発展が眩しく感じられる昨今ですが、ミャンマーはまだまだこれからな国かもしれません。

国も人も穏やかで、いいところでした。

初詣はこのピカピカなパゴダで。

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2019年12月17日

スマホと年末のご挨拶と募集

いよいよ今年も残すところ半月となってしまいました。特に野望もないので、一年を無事に過ごせたことだけで満足です。

 ちょうど5年前の12月23日に耳下腺腫瘍の手術をしました。その時は年末にも関わらず、長い休みを頂いて申し訳ありませんでした。それから気づけばもう5年、特に再発もなく、日常生活で思い出すことはありません。当時、記録がわりに術創を写真に撮っておいたのですが、それと比べると本当に目立たなくなりました。

 スマホのおかげで写真を撮ったり記録しておくことがとても簡単になりました。自撮りというキーワードで己の術後写真がアルバムから魔法のように出てくるんですから驚きです。80歳になろうという老母もスマホに変えたくらいですから本当に普及しました。

 最近ではお子さんの目の様子を写真に撮って、外来で見せて頂くことも増えました。受診以前の様子が驚くほど鮮明に分かり、カメラの性能にも驚かされます。昔は接写しても暗くてピンボケでした...。

 斜視など子どもの目の病気は、ご両親や保育園、幼稚園の先生が発見することが多いです。そのきっかけが写真であることも少なくないです。フラッシュなどを使用して写真を撮ると、黒目の中心に光の反射が映りますが、斜視だとそれがズレます。またテレビなどを観ているお子さんの様子を動画で撮影して、異常に気がつかれる事もあります。

 有名なのは網膜芽細胞腫で、目の中の腫瘍が白く光って映ること。私自身はまだ経験した事がありませんが、家内はこうした訴えで発見した事があるそうです。

 他にも事故などがあった場合に、その状況や周囲の様子を撮影したり、薬品のラベルを記録したり、スマホは患者さん、我々医療者双方に便利です。

 便利なんですが、やっぱり気をつけなければいけないのは情報を検索する時でしょう。ネットの情報についてはもう今更言うほどではないほど玉石混合です。間違えているだけならまだしも、営利目的で危険な方向に誘導したりすることもあってとても心配です。情報は発信元を確認し、複数の情報を当たりましょう。

 さて相変わらず人手不足な当院ですが、またまたスタッフの募集です。来年、パートさんの退職に伴い、週に何度か検査を手伝っていただける方を探しております。午前中、午後だけでも構いません。週2日ほど、難しければ1日でも構いません。OMA、ORTの資格をお持ちの方、お待ちしております。

年末年始のお休みは12/27〜1/5です。それでは皆さま良いお年を。
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2019年11月14日

「美容常識の9割はウソ」について

久しぶりになってしまいました。

今日はいつもお世話になっている東京医療センター形成外科の落合先生の著作を読んだので、ぜひ紹介したいと思います。

美容常識の9割はウソ
美容常識の9割はウソ

形成外科は、保険の効かない自由診療である美容整形とは違います。眼科領域でいえば睫毛内反症(逆さまつげ)や眼瞼下垂など、目の形状や機能の問題を改善させることを目的に、主に外科的手術で治療する診療科です。

この辺りの疾患は以前は眼科でも手術していました。今もまだやっているところはあると思います。しかし最近では形成外科に依頼する事が多くなりました。当院でも落合先生を紹介させていただく事が多いです。術後の経過はとても良好です。何より術前によく説明していただける事が本当にありがたいです。

「肌荒れ・乾燥肌は“洗いすぎ”が原因だった」「“鉱物油が危険”は昔の話――安全性が高い保湿剤」あたりは必読だと思います。石鹸で洗い過ぎないで、ワセリンを塗って!と、私が外来で口を酸っぱく言うより、これを読んでもらう方が説得力があります。

男の私には化粧や化粧品の良さ、楽しみは分かりません。なぜ肌に悪そうな事してるんだろうと思うばかりです。しかし先生はその愉しみにも理解を示した上で、優しく美容についても諭してくれています。今度外来に置いておいて、目の周りを掻きむしっちゃう方にお勧めしてみようと思います。

これから冬にかけて乾燥する季節です。ワセリン、お勧めです。
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2019年09月09日

台風15号

台風15号の影響で交通機関など運休しています。
本日午前中は休診します。今のところ午後から診療する予定です。

posted by kawagucci at 07:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月09日

今年も半分終わり

お久しぶりです。どのくらい久しぶりかというと、前回が去年です。平成時代です。
よく久しぶりに来院された方が、そんなに間が空いてないと仰るのが不思議だったんですが、今はよくわかります。

ちょうど年号が変わる直前に運転免許を更新しました。なので期限は平成36年という、ありえない年になっちゃいました。年号が改まってからでもよかったんですが、平成に愛着があって早めに更新しました。令和になってからという人が多いせいか空いてましたしね。

ちょうどその頃、高齢者による自動車事故の報道があり、免許返納を勧める議論がメディアで取り上げられるようになりました。
目黒区からもこのようなお知らせが。

運転免許の自主返納を考えてみませんか

外来で視力や視野に問題のある方には運転免許返納をお勧めすることがあります。眼科的に問題がなくても、認知機能などで総合的にみて危険な場合もあります。この辺の判断を我々だけでするのはどうなんでしょうね。

私もクルマがあるから大好きな釣りにも行けるわけで、その時が来たらとても寂しいと思います。

梅雨時になり、ハウスダストなどのアレルギー性結膜炎をよくみるようになりました。同時に今年も各所でアデノウィルスによる結膜炎が流行しつつあります。毎年のことなので詳細は省きますが、どうぞ気をつけてください。最近では百均で次亜塩素酸系の消毒薬が売られている時代ですが、あまり過信せず、流水で十分な時間、物理的に流すことを心がけてください。物理的に流すのが一番確実です。一番大事なのは目を触らないことです。

久しぶりなのに内容が希薄ですみません。11年も続けていると修行中というよりは書くことが修行みたいになってきます。病気のネタは出尽くして、季節ごとの注意もマンネリですね。

今後はネタを限定せず、もっと自由なテーマで書いてみようと思います。

7月13日土曜日は臨時休診となります。パートさんの確保の見通しが立たず、やむなく休診させていただきます。ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。

通常の診療でも夕方以降の人手が足りず、やむなく検査をお断りすることも増えています。検診や検査の予約も一杯一杯になってしまいました。繁忙期6月もなんとか過ぎて、これからは余裕が出てくると思います。
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posted by kawagucci at 16:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月13日

Queen

早いものでもう師走となりました。年末だから特別忙しいわけでもありませんが、何かと気忙しいですね。
まあ年賀状もお歳暮もネットでポチっと出来るので楽になりました。以前は息苦しいほど混雑したデパートの催事場で行列にウンザリしたり、書いても描いても終わらない年賀状に休み時間を取られたりしましたから。

正月になると休みの来館者を目当てに大作映画が封切られます。ろくな娯楽もなかった頃は、いそいそと出かけたものの、最近は1800円も払って繁華街に出向くのが億劫になっておりました。こちらもネットの配信を待ってれば、いずれ観る事ができますからね。

しかしこのタイトルばかりは映画館で観る価値があると思います。

ドンドンぱ!ドンドンぱ!

そうです。「ボヘミアン・ラプソディー」です。もうご存知の方も多いと思いますが、あの英国のバンドQueenのボーカル、フレディー・マーキュリーの自伝的映画です。彼の活躍したのは70年代から80年代前半ですので、私の思春期の少し前に当たります。「レディオ・ガガ」が1984年なので、リアルタイムで聞いた最初で最後の曲かもしれません。

正直なところ当時は米国とくに西海岸のハードロック全盛時代だったので、Queenは少し時代遅れの感が否めませんでした。個人的には何だか恥ずかしいカッコをしたイロモノ(失礼)バンドという印象でした。

むしろ彼らの曲の良さを知ったのは後になってからでした。映画「ウェインズワールド」でボヘミアン・ラプソディー、同じく「ロックユー」これはコーラのCMもあったかな。また大学病院時代の先輩が好きで、よく手術中にかけていたからかもしれません。

1991年にフレディーが亡くなるまで、彼がエイズであったこともゲイであったことも知りませんでした。映画を観るまでインド系ゾロアスター教徒だったことも知りませんでした。要は彼がマイノリティーであることも、差別されてきたことも、その苦悩も何も知らなかった。

映画の中のエイズの描写はまさに20年前のそれで、当時は死の病でした。偏見や誤解も酷いものでした。現在はほぼ寿命を全うできるようになったことを考えると、隔世の感があります。

とはいえ今でも大変な病気であることに変わりはありません。ご存知のようにエイズはHIV感染による免疫力低下に伴って、様々な感染症を発症します。これは眼科領域でもみられます。

体調に異常を感じていないHIV陽性の方が、目の感染症で初めてその事実を知ることも珍しくありません。最近、私が経験した方々は皆そのような経過でした。多くは梅毒やサイトメガロ感染に伴う虹彩炎や網膜炎です。健康な若い方で、比較的重症な眼内炎症をみた場合は注意しなければなりません。疑ったからといって、デリケートな問題なので最初から正攻法というわけにはいきません。正面切ってHIV感染の可能性はありますか?とはとても聞けません。

目の症状は何か他の病気の合併症かもしれないので、大きな病院で精査しましょうとお話しします(実際に膠原病などが原因なことも多いです)。もしHIV陽性でも、それを知らせる紹介状の返事がしばらくして送られてくるだけです。HIVの管理は専門にしているところで行われる事がほとんどなので、私のところに患者さんが再び受診することはありません。

今では死に至る病ではなくなったとはいえ、告知に伴うショックはいかほどのものでしょう。

映画館を出てから気がつきましたが、我々夫婦はともに50歳を過ぎてるので割引があったんだ!人生の晩秋を迎えつつありますが、使える割引は必ず使おうと思いました。街もすっかり冬支度です。

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最後になりますが、今年の年末年始のお休みについて告知です。
12/27〜1/3までお休みです。
また、12/22は臨時休診です。

今年もお世話になりました。また来年も宜しくお願い致します。
それでは良いお年を。
posted by kawagucci at 17:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月02日

機中では

長期休暇を頂き、ご迷惑おかけしました。
台風24号のため、帰ってこれないかとヒヤヒヤしました。なんとか無事帰国することができ、本日から診療再開しました。

これだけ長く休みを頂いたのは首の手術のとき以来です。おかげさまで本当にリラックスできました。また頑張って診療いたします。

もともと旅行が好きで、以前は予算と時間の許す限り様々な国に行っていました。最近では中々そんな時間を作ることも難しく、近場ばかりです。年のせいか、エコノミーの狭い座席に長時間ずっと座っているのも苦痛になってきました。

今回は何度かの乗り継ぎに中、最長で10時間近く乗っていたました。とにかく退屈で往復で10本もの映画を観てしまいました。以前は本を読んでいるか寝てるかしか無かったので、いい時代です。しかし猛烈に目が乾いて、とても観ていられませんですね。

飛行機内の湿度は20%以下にまでなることもあるそうです。これは真冬の乾燥期と同じです。こんな環境で瞬きもせずモニターを凝視すればドライアイは必発でしょう。寝ている間でも乾きますので、コンタクト装用者は気をつけてください。たまにハワイから電話がかかってきます。うっかりコンタクト装用したまま寝てしまい、現地で起きた時には乾燥して角膜を傷つけてしまう、なんて事例がたまにあります。そうなるとせっかくの休暇も台無しです...。

もうこんなに長く休むことは当面ありませんのでご容赦ください。

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posted by kawagucci at 12:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする